ピンインの意味を知らずに学んでも、ピンインは習得できません!

ピンインとは?

 日本の漢字は振り仮名があり読むことができます。外国人が平仮名や漢字を読めるようにローマ字もあります。

中国語の漢字が読めるように、アルファベットで中国語の漢字を読めるようにした発音表記体系がピンインです。 

幸い日本のローマ字と同じ構造で「子音+母音」のセットで成立しています。日本語にはない声調という四つのトーンがあり、その符号は母音の上に振られています。

 

★ 中国語の漢字を中国語で発音するためにはピンインを学ぶ必要があります。

 中国語には単母音以外に複合母音があり複雑です。また子音は日本語にはない発声法の音声もありますから、日本語耳で真似をしても中国語の音声にはなりません。

ピンインの発音は独特!

アルファベットのピンインの読み方は「子音+母音」で英語とは違いますが、日本語ローマ字とよく似た構造です!

でも、子音の読み方はローマ字とは全く違いますし、母音も複母音という日本語の単母音だけの仕組みとは違います。

独特の発音法とルールがあり、そのため練習法も拼读ピンドウーという独自の発音練習法が中国では行われております。

 

その方法をご紹介します。ee!chaiでは日本では行われていないその方法でレッスンを行います。

その方法はピンインの言葉の意味から取られている方法です。ですからこの拼读/pīndúの読み方の特徴はピンインの意味とピッタリであっています。

 

ピンインの意味を理解できればレッスンのどこに注意を払うべきか?発音の仕方のどこに焦点をあてて学べば良いかもしっかりつかめます。 

 

ピン/拼・Pīnは「缀合zhuì hé・つづり合わせる」で、組み合わせるとも読み取れます。子音(声母)と母音(介母と韻母)を綴り合わせる、つまり組み合わせるという意味です。

 

そして拼音(ピンイン)は、声母と韻母を組み合わせて音節を構成するプロセスですから,組み合わせの過程を踏む、それが拼音拼读の読み方ということになります。

 

子音と母音の一体化という意味にもとれそうですが、あとの方で記述しますが子音と母音が一体化している発音は日本語です。 

■ 中国式ピンインの読み方は綴り合わせる読み方!

 

百度(中国の検索エンジン)でピンインの習得法を調べますと、【拼读pīndú・ピンドウー】 というピンインの独特の読み方が紹介されています。この読み方が「破壊と構築」の方法です。

訳:ピンイン(拼音)は、音節を発音する 拼读pīndú・ピンドウ という過程であり、普通話の音節構造の規則に従って、声母(子音)・介母・韻母(母音)を急速に連結し、声調を付けて音節として形成することです。

 

普通話音節の構成ルールというタイトルです。中国語コメントを翻訳して添えました。

ピンインには音節の構成があり、その過程をたどって読むのがピンドウーだということではないかと解釈できます。

 上記サイトをクリックして「拼读音节的过程・Pīn dúyīn jié de guòchéng(音節の綴りのプロセス」という上記の画像の動画があります。中国語ですがご覧になってください。

ピンインは中国語のアルファベット表記で、ピンドゥ-はそれをどのように読むかのプロセスを,文字からどのような仕方で読むかの方法で表わしているということです。

中国式のピンインのレッスンでは、この過程を踏む練習をどのように教えているでしょうか?最も基本的な「声母两拼法」を紹介します。声母は子音のことで、ここではbpmfの唇音です。

唇音という子音に、単韻母(単母音)を組み合わせた二つの「两拼法」の練習法ということです。韻母が複母音の場合もありますが、組み合わせの音節は声母と韻母だけですから「两拼法」あるいは「两拼音节」になります。

ピンインをお習いの方はこの子音bpmfの発音は習っていると思います。そしてネィテイブ講師について勉強した方はこのように発音しましょうといわれて、一緒に口に出したかもしれません。

ee!chaiの講師もこのように発音をお教えします。

上記は「声母两拼で、声母(子音)と韻母(母音)のうち単母音での組み合わせです。

两拼音节的拼读  liǎngpīn yīnjié de pīndú

拼音节的拼读  liǎngpīn yīnjié de pīndú という方法です。上記の「声母两拼法」と同じものです。子音と母音は「a」の単母音ですから

画像
bā八は8, 拔bá は抜く,    bǎ 靶は 標的.的(まと),     坝bàは垻つつみ,堤防の堰せき
※ 山に接するのがダムで堤防に接するのが堰です。中国ではダムも堰も  坝bà です。
この図に基づく高講師の動画をご覧ください。発音のみで説明は省いています。説明はNoteの記事でもしくは講座で講師からお聞きください。